のんびり、海外自由旅行のすすめ

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アイルランドの若者は経済発展をどのように感じているか

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こんにちは、コウです。 

昨年(2019年)の夏に家族でアイルランドを旅行した際のことを紹介するブログの第10回。 

以前の記事で、ケルトの虎」とも呼ばれたアイルランド近年のめざましい経済発展について紹介しました。このようなアイルランド経済の現状について、アイルランドの若者は実際にどのように感じているのか、我が家にホームステイしたことのあるロブくんにメールで質問したところ、回答をいただきましたので、今回はそれを紹介したいと思います。 

ko-abroad.hatenablog.jp

ロブくんは、アイルランドの名門大学トリニティ・カレッジでビジネスを専攻。先日卒業し、スタートアップの企業に就職したばかりです。忙しい中を回答してくれたことに大変感謝しています。 

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質問1アイルランドの一人当たりGDPは世界第5位という高水準ですが、こうした経済状況をどう感じていますか? 

ロブくんの回答 

私は、アイルランドの経済状況にとても満足しています。我が国は他のヨーロッパ諸国に比べて非常に急速に成長しており、これは良い結果だと思います。私たちは日本とはまったく違う方法で強い経済を実現しました。日本とアイルランドはどちらも島国ですが、日本は人口規模が大きく、経済的には内需が強いです。それに比べてアイルランドは非常に小さな国なので、私たちは貿易と低い法人税によって外資ビジネスを引き寄せましたアイルランドには起業家精神にあふれたビジネス環境もあります。私たちは英語を話し、教育システムが充実しており、税金が低く、地理的にアメリカに比較的近いため、世界最大規模のハイテク企業の多くがダブリンに本社を置いています。私たちの経済成長を推進しているのは、これらのハイテク企業です。これらを維持できれば、今後も経済成長は持続可能だと思います。

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ダブリン市内

質問2日本で3ヶ月暮らしてみて、日本とアイルランドとの生活の質などで違いを感じた点は? 

ロブくんの回答 

アイルランドと日本とは、人口規模による違いが大きいと思います。東京には大変多くの人が暮らしているので、とても忙しく、みんな必死だと感じました。アイルランドずっと静かでペースが遅いです。このため、アイルランドの人々は日本よりもリラックスしていると思います。日本ではすべてが非常に効率的に行われるため、交通機関の運航時間や組織の機能などは、とても信頼性が高いと思います。アイルランドでは必ずしもそうではありません。 

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ダブリン市内

質問3アイルランドの若者の就職事情はどうですか?アイルランド国内で就職する人が多いのか、海外に職を求める人が多いのか? 

ロブくんの回答 

アイルランドは就業率が高くアイルランドの若者は、少なくともCovid-19以前は、就職しやすいと感じていました。 AmazonAirBnBFacebookGoogleなどの大企業があります。一方で、カナダやオーストラリアで就職する人も多いです。ロンドンやニューヨークに行く人もいます。 

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ダブリンのアーケード街

いかがでしたでしょうか? 

ロブくんとしては、アイルランドの経済発展にとても満足していることが分かりました。また日本で3ヶ月滞在する中で、日本人のせっかちさにちょっと驚いたようです。逆に私から見ると、ロブくんや、アイルランド旅行で感じた人々の雰囲気はおおらかでのんびりしていて、うらやましいと感じました。 

これから日本社会も人口が減少していき、またワーク・ライフ・バランスも強く求められていく中で、参考にすべき点も多いかもしれません。 

 

 

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