のんびり、海外自由旅行のすすめ

海外旅行はパッケージツアーではなく、のんびり気ままな自由旅行で!これまで旅して感じた海外旅行の楽しさやちょっとしたノウハウをお伝えしていきます。

2011年英国旅行(その1)ロンドン近郊でのホームステイ体験編

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こんにちは、コウです。

今回より、2011年に家族で旅行したイギリスについて書こうと思います。

2011年と言えば、3月にあの東日本大震災があった年です。地震津波で多くの命が失われただけでなく、その後の福島第一原発事故でも未曾有の被害を被ることとなりました。いまは2018年。あれから7年が経ちますが、いまだに避難生活されている方も多数おられ、復興はまだまだ道半ばです。

震災により、リーマンショック2008年)からようやく回復しつつあった株価も、また急落。計画停電などもあり、日本全体が暗く沈んでいた時期だったかと思います。

ですが、我が家では娘が中学2年生になったこともあり、暗い日本(電力不足で本当に暗かった)に閉じこもることなく世界を見に行こうと、妻が旅行のプランをあれこれ考え、インターネットで一生懸命調べてくれていました。

そうした中で、かつ子ミースさんのホームページを見つけてくれたのです。

 

かつ子さんは、ロンドン近郊のフリートという街にお住いの日本人で、自宅でホームステイしませんか?というホームページを立ち上げていらっしゃったのです。

中学生の娘とともに海外体験するには持って来いということで、すぐにかつ子さんに連絡を取り、スケジュールを調整しました。

旅行には我が家の家族3人の他、大阪在住の妻の母も一緒に行くことになり、4人で旅することになったのです。

◇ かつ子さん宅の広いお庭

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旅行日程

旅程としては、724日(日)に日本を出発。25日(月)~31日(日)までの67日を英国で過ごし、81日(月)に帰国するというスケジュールを立てました。

大阪在住の母が同行するため、フライトは関西空港発のエミレーツ航空。我が家の3名は羽田から関空までの国内便を追加して、関空で母と合流することとしました。

英国ではかつ子さん宅にお世話になるものの、ロンドンにも泊まってみたいという我がままな考えから、次のような変則日程でホームステイさせていただきたいとお願いしました。

 

725日(月)ロンドン(ヒースロー空港)到着、かつ子さん宅泊

   26日(火)ウィンザー城など観光、かつ子さん宅泊

   27日(水)ロンドン市内へ移動、ホテル泊

   28日(木)ロンドン市内観光、ホテル泊

   29日(金)フリートへ戻る、かつ子さん宅泊

   30日(土)コッツウォルズなど観光、かつ子さん宅泊

   31日(日)ロンドン(ヒースロー空港)発

 

普通はダメですよね、こんなの。真ん中のロンドン2泊が不稼働日になっちゃうし。

でもかつ子さんは快諾して下さり、リーズナブルな料金で、本当に細かな気配りでお世話して下さったのです。

フリートからロンドンに電車で移動する際は、「私もロンドンに用事があるから」とか言って、わざわざ付き添って下さったんですよ。たぶん高齢(当時71歳)の母も一緒だったので、心配して下さったんだと思います。

かつ子さん、本当に感謝しております。

ヒースロー空港まで迎えに来て下さり、車から見たフリートの町並み

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かつ子さんについて

さて、そのかつ子さんについてもう少し書きたいと思います。

かつ子さんは、奈良出身の関西人。日本語で話す際は、関西弁です。私たち夫婦も母も大阪出身なので、関西弁でスムーズなコミュニケーションでした(笑)。

若い頃にバックパッカーとして世界各国を旅され、たしか中国で、寝台列車の上段のベッドの向かい側だったご主人と巡り会われたというお話だったと記憶します。筋金入りの旅人ですね!

ご主人のケビンさんは欧州の某大手通信機器メーカーのエンジニア。昔、日本でボーダフォンが携帯電話事業を立ち上げた際には、ご家族で日本にも数年滞在されていたそうです(ボーダフォンの携帯電話事業は、その後ソフトバンクにより買収)。

男の子2人、女の子1人の3人のお子さんがいらっしゃいますが、私たちが滞在した際には、男の子2人はちょうど日本の親戚の方のところに旅行しており、末っ子のジョセリンちゃんだけがいました。かつ子さんとしては、震災等で大変な日本を、あえて見せるという意味で、二人を日本に行かせたということでした。

あと、テスという黒いワンちゃん(犬種は…、分かりません)を飼っていらっしゃいます。

◇かつ子さん宅の愛犬テス(手前はうちの娘です)

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今回このブログを書くに当たって、かつ子さんのホームページを探したのですが、見つけられませんでした。ホームステイ業は終了されたのか…。

英国留学委員会が運営する留学支援サービスの中で、現地駐在員による日本語サポートということで、かつ子さんがイギリス駐在員としてお写真とともに掲載されているのだけ、見つけられました。

現地日本語サポートサービス開始! | イギリス留学/英国留学委員会

かつて開設されていたかつ子さんのホームページでは、ホームステイで滞在された人たちの感想も掲載され、我が家のことも掲載していただいていました。

かつ子さん始め、ご家族の皆さん、その後もお元気に過ごされているといいなと思います。

 

フリートってどこ? 

ホームステイさせていただいたかつ子さんのご自宅は、ハンプシャー州のフリートという町にあります。

ロンドンから南西方向に約50km。ウォータルー駅からサウスウェスト・トレインズ2017年よりサウス・ウェスタン・レイルウェイに変更)で1時間弱です。

かつ子さんによれば、治安が良く、自然も豊富で、家族で住むには最適なところとか。滞在中も近所のフリートポンド(フリート池)辺りまで一緒に散歩したりして、のどかな環境の中でのんびりさせていただきました。

◇フリートの運河沿いをテスと散歩しました

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◇フリートのきれいなおうち

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かつ子さん宅でのホームステイ

かつ子さん宅には、ホームステイ用のシャワールーム付き客室が備えられています。妻と母はこちらを使わせていただきました。そして私と娘は、男のお子さん二人が不在ということで、そのお部屋を使わせていただきました。

かつ子さん宅に滞在中は、ウィンザー城やコッツウォルズなどの近郊の観光地に車で案内していただきました。専属の日本語ガイドさん付きということになりますので、考えたら贅沢ですよね。

朝食・夕食はもちろん手料理をごちそうになりました。

明日帰国するという最終日の夕食にはパエリアをみんなでいただき、ご主人の手作りのケーキもごちそうになりました。

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◇ご主人のケビン作のケーキも美味しかったです!

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イギリスは食事があまり美味しくないと言われますが、かつ子さん宅にホームステイさせていただいたおかげで、母ともども、毎日美味しい食事をごちそうになれたのも有難かったです。

◇ご夫妻と私と3人で近所のパブにも飲みに行きました

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最後に

いかがでしたでしょうか。

かつ子さんのホームページに出会えたおかげで、普通の旅行とはちょっと違った、のんびり自由旅行を体験することができました。

かつ子さんの現在の詳細はよく分かりませんが、英国留学委員会の現地駐在員として、きっとあのときと同様、日本から来る若者たちのお世話をされているものと思います。

次回は、かつ子さんに案内していただいて見学したウィンザー城などの近郊の観光地について紹介したいと思います。

ではまた!

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