2011年英国旅行(その2)ウィンザー城など、ロンドン近郊の観光地編
こんにちは、コウです。
英国ロンドン近郊にお住いのかつ子ミースさんのご自宅で、ホームステイさせていただいた英国旅行記の第2回目。今回は、かつ子さんに案内していただいて見学した周辺の観光地、ウィンザー城やコッツウォルズについて紹介したいと思います。
◇ 前回のブログ
◇ 目次
ウィンザー城
今年(2018年)5月19日、チャールズ皇太子の次男、ヘンリー王子がメーガン・マークルさんと結婚式を挙げ、日本でも大きく報道されましたが、その結婚式が執り行われたのが、ウィンザー城(Windsor Castle)の聖ジョージ礼拝堂です。
私たちがイギリスに旅行した2011年は、ちょうど長男のウィリアム王子がキャサリン妃(ケイト・ミドルトンさん)と結婚された年(こちらの挙式はウェストミンスター寺院で挙行)でしたので、お土産ものなどもロイヤル・ウェディング関連ものなどがたくさんありました。
ロンドンの西、約20kmに位置するウィンザー城は英王室の居城で、現在のエリザベス2世女王も公式行事のない週末はここで過ごされることが多いそうです。私たちは、ロンドン到着の翌日、7月26日に訪れました。火曜日だったので、女王様はご不在です。
車を停めて、テムズ河の辺りからお城に向かって歩いていくと、たくさんのグース(がちょう)たちが集まっていました。対岸には移動遊園地も来ていました。
入場口のあるヘンリー8世ゲート方面へ、緩やかな坂を上っていくと、ちょうど衛兵交代式に向かうパレードを見学することができました。
The Guard parade at Windsor Castle, UK 20110726
動画に映っている像は、ヴィクトリア女王像。19世紀末、繁栄を極めた大英帝国を象徴する女王です。
ウィンザー城の日本語の公式ガイドブックを買ってきましたが、それによると、ウィンザー城は11世紀にウィリアム征服王によって建造された、イギリス諸島で最古の王宮。その後、歴代君主により拡張、改装、再建が繰り返され、場内にはチューダー様式、バロック様式、ゴシック様式などの様々な時代の建築様式が反映されているそうです。
ウィンザー城は1992年に、礼拝室から発生した火災で甚大な被害を受けました。日本でもきっと大きく報道されたんじゃないかと思いますが、全く覚えていません。仕事が忙しかったからかな。エリザベス女王はこの年のスピーチで、ラテン語の言い回しで「ひどい年」という意味の言葉を言われたそうですが、ちょうどチャールズ皇太子とダイアナ妃(当時)の関係もこの頃が最悪の時期で、この年の暮れから正式な別居生活に入ったそうなので、それも含めて「ひどい年」だったのかもしれません。
火災の後は、約3,700万ポンド(当時の円-ポンド換算レートで約70億円)をかけて修復と再建が行われ、1997年に完成、今の姿があるということです。
お城の中は残念ながら撮影禁止なので、外観の写真しか残っていません。
◇ ジョージ4世門から南へ延びるThe Long Walk「一本の道」
ウィンザー城の外に広がる美しい芝生の上で、かつ子さんたちとサンドイッチのお昼ごはんを食べたことも、楽しい思い出です。
コッツウォルズ(カッスルクーム)
ロンドンの西、約200kmの丘陵地帯に広がるコッツウォルズ(Cotswolds)。13~14世紀に羊毛産業の集積地として栄えたこの地域は、特別自然景観地域に指定され、牧歌的な風景と蜂蜜色の家々が人気の観光地です。
私たちは、ロンドンでの観光を終えた後、再びかつ子さん宅に戻り、帰国の前日の7月30日にかつ子さんの案内により、コッツウォルズの南側にあるカッスルクーム(Castle Combe)という村を観光しました。
ガイドブックによれば、カッスルクームは他のコッツウォルズの村とは少し違った雰囲気なのだそうで、500年を越える古風な石造りの家が並んでいます。
村の領主たちの館は「マナーハウス」と呼ばれ、現在は宿泊施設として改装されています。カッスルクームのマナーハウスも見学しました。
花が好きな妻や母は、カッスルクームの美しい庭園に大満足でした。
ラコック
カッスルクームを見学した後、そのすぐ南のラコック(Lacock)という村にある修道院にも行きました。
ここは映画「ハリーポッター」シリーズのロケに使用され、ホグワーツ魔法学校のシーンに使われた場所としても有名です。村全域がナショナル・トラストにより管理されています。ナショナル・トラストとは歴史的建造物や景勝地の保護を目的とした、400万人以上の会員を有する英国最大の自然保護団体です。
数百年の歴史を持つ建物、美しいけれど、ちょっと不気味さも感じる何とも言えない雰囲気が、ハリーポッターのようなファンタジックなストーリーの舞台にピッタリの情景を生みだしているのだと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したウィンザー城、コッツウォルズ(カッスルクーム)、ラコックと、かつ子さん宅のあるフリートとの位置関係はこの地図のとおりです。
次回は、今回ご紹介したようなのどかなカントリーサイドから一転、首都ロンドンのロイヤルオペラハウスでのバレエ鑑賞などについて書きたいと思います。
それではまた。