のんびり、海外自由旅行のすすめ

海外旅行はパッケージツアーではなく、のんびり気ままな自由旅行で!これまで旅して感じた海外旅行の楽しさやちょっとしたノウハウをお伝えしていきます。

2017年クロアチア旅行(その4)注意事項編

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こんにちは、コウです。

前回の記事では、クロアチア旅行での素晴らしい体験の一端をご紹介しました。

今回は、次回の旅行で気を付けたいと思った点、あるいはクロアチア旅行を計画されている方には注意していただきたい点を書きたいと思います。

前回書いたように、クロアチアは見る良し、食べる良し、泊まる良し治安もいいですし、英語もよく通じるし、初めての一人旅や個人旅行にも最適だと思います。是非、若い方々にもチャレンジしていただきたいですね。

◇前回の記事
ko-abroad.hatenablog.jp

暑さ対策

言うことの無いぐらい素晴らしかったクロアチアですが、一つだけ不満を言うとすれば、「夏は暑い」!

天候にもよると思うんですが、我が家が旅行した1週間は素晴らしい晴天に恵まれました。それはとても良かったのですが、恐らく日中の最高気温は35℃を超えていたと思います。

日本に匹敵する暑さと日差しの強さですので、熱中症対策、あるいは日焼け対策が必須です。

出来れば78月の真夏のさなかではなく、少し時期をズラせれば一番いいんですけどね。

◇涼しいプリトヴィッツェ国立公園ですが、やはり日中は暑く、裸で歩いている人もたくさん

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ザグレブ中央駅前のトミスラフ広場も、夕刻の日差しはキツいです!

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プリトヴィッツェ湖群国立公園では、公園内のオフィシャルホテルである、ホテル・プリトヴィッツェに宿泊しました。オフィシャルホテルに宿泊すると、フロントで公園の入場券にスタンプを押してくれて、2日目は無料で入場できるという特典があります。これで私たちは、1日目に下湖畔側を、2日目には上湖畔側を散策しました。

が、ホテル・プリトヴィッツェには冷房のエアコンがありません。恐らく公園内のオフィシャルホテルは、どこも同じではないかと。暖房はあるんですが。基本的に涼しいので、冷房は不要ということなんですね。

ですが、私たちが旅行した際は、日中のピーカンにより夜中まで暑く、眠れずに苦しかったです。さすがに真夜中を過ぎると外気温が下がり、窓からサーッと涼しい空気が入るようになって助かりましたが。

こうした点を含め、夏休みに旅行される際は、暑さ対策をお忘れなく。

◇ホテル・プリトヴィッツ
(公園内にあるので、観光にはとても便利です)

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お金の両替

クロアチアは2013年にEUに加盟した、最も新しい加盟国(2018年現在)で、ユーロは使用していません。クロアチアの通貨はクーナ(Kunaです。
海外旅行の際には外貨両替をどうするかではいつも悩みますね。新しい有利な方法もどんどん出てくるので、これが万能薬という方法は無いようです。そのときどきで最も有利な方法を調べる必要があります。

クロアチアの銀行や両替所では、日本円から直接クーナに両替することも可能です。

ですが、昨年旅行した際に調べたところでは、空港や市中のATM機でキャッシングするのが一番有利ということでしたので、この方法でいこうと考えました。ドブロヴニク空港に到着し、ATMでキャッシングしようとしたのですが、できない!なんで!?別のカードで試したりしたのですが、結局できず、やむなく銀行窓口で日本円から両替せざるを得ませんでした。

ドブロヴニク市中のATM機でも試しましたが、やっぱりできませんでした。

◇ドブロヴニクのメインストリート・プラツァ通りのATM機
(ちょっとピンぼけですいません)

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あとでよく確認すると、なんとクレジットカードにキャッシング枠が設定されていなかったんです!痛恨のミス!

でも別のカードで、キャッシング枠が設定されているものも試したんですが、やっぱりできなかったのです。これは原因不明ですが、後でカード会社に問い合わせたところ、カードとATM機との相性で、できない場合もあるとか。

ということで、ATM機のキャシングで現地通貨を引き出そうとする際には、

・キャッシング枠が設定されているか、確認する

・カードは複数枚で、カードブランド(VISAMasterなど)も出来れば複数、用意したほうが良い

・もちろん暗誦番号の確認も必須

・できれば日本で一度、キャッシングできるか試しておく
(ただし利息が発生するので、すぐに返済しましょう)

といった事前準備をしておくと安心かと思います。

 

お店の営業時間に注意

1週間の旅行の最後、土曜日に首都ザグレブに戻り、日曜日に帰途につくため、最後の買い物を、と街に出たのですが、土曜の午後はお店が閉まっている!

全部という訳ではありませんが、土曜日は午後2時とか3時まで、日曜は休業、というお店が結構ありました。お買い物に当たっては営業時間に注意しましょう。

ガイドブックの情報も変わることがあるので、一概に信用するのは禁物です。最近はGoogleでお目当てのお店を検索すると、リアルタイムな1週間の営業時間を表示してくれたりするので、スゴいですね。こういうのを事前によくチェックしておくべきでした。

クロアチアは、実はネクタイの発祥の地ということで、クロアタ(Croataという有名ブランドがあります。ザグレブの本店を(買うかどうかは別として)見てみたいなと思っていたんですが、なんと営業時間外でした。ちょっと残念です・・・。

前回の記事で紹介したスーパーマーケットKONZUMも、店舗によっては閉まっているケースがあるので、ご注意下さい。

tabizine.jp

◇開いてて良かった、ザグレブ・ラドニチカ(Radnicka)のSuper KONZUM

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◇ワインやお菓子、調味料など、いっぱい買い込みました!

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花粉症対策

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旅の途中、ザダルの辺りで、妻が体調が悪くなり、残念ながらザダルの夕陽を見に行けませんでした。風邪かなと思っていたのですが、どうも欧州では夏場でもブタクサなどの花粉がかなり飛んでいるらしく、花粉症だったのです。「事前準備編つづき」の記事でも書きましたが、常備薬は多めに持っていく。また花粉症持ちの方は、対応するお薬を携行されるようお奨めします。 

ko-abroad.hatenablog.jp

国際学生証は不要!?

事前の下調べでは、国内移動の長距離バスなどでは学生割引料金があるようだったので、娘(大学生)は国際学生証を作っていきました。国際学生証の発行には、1,750円かかります。

ですが、実際にはほとんど使えませんでした。バスも学生割引はなく、大人と同額でした

記憶では、唯一プリトヴィッツェ湖群国立公園の入園料だけ学生料金があり、国際学生証が役立ちました2017年の入園料は大人180クーナ、学生110クーナで、差額は70クーナ。1クーナ=約16円(当時のレート)として、1,120円。うーん、元は取れてないですねー。

はっきり言って、国際学生証は不要じゃないかと思います。

なお追加情報として、2018年はプリトヴィッツェ公園の入園料が大幅に値上げされ、大人料金がなんと250クーナになるとか。

◇2018年のプリトヴィッツェ湖群国立公園の入園料改訂について

www.crotabi.com

一挙に1,000円以上の値上げ!強気ですねー。学生割引料金があるのかどうかは不明です。

いろいろ変わるので、そのときのリアルタイムな情報を調べるのが良いと思います。

◇ドブロヴニク中央バスターミナルのチケット売り場

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◇プリトヴィッツェ国立公園のチケット売り場

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最後に

いかがでしたでしょうか?

こういった注意事項を参考に旅行計画を立てていただければ、きっとより素晴らしい旅になることと思います。ぜひ魅力溢れるクロアチアの旅を楽しんでいただきたいです。

次回は旅の必需品であるバゲッジや海外用Wi-Fiルータなどについて書きたいと思います。

それでは、また!

 

2017年クロアチア旅行(その3)素晴らしかったよ編

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こんにちは、コウです。
2017年7月30日から8月7日に渡って、家族3人で実際にクロアチアに行ってきました。

いやー、本当に素晴らしいところでした。是非皆さんも旅行されることをお奨めします。
今回の記事では、実際に行ってみて良かったところを、①見る、②泊まる、③食べる、④移動するの4つの視点で書きたいと思います。

  ◇ 前回の記事

ko-abroad.hatenablog.jp

見る

今回の旅行では、クロアチア国内の9つのユネスコ世界遺産のうち、4ヶ所を訪れました。ドブロヴニク旧市街、スプリットのディオクレティアヌス宮殿、古都トゥロギール、プリトヴィツェ湖群国立公園。どれも本当に素晴らしかったです。

世界遺産ではありませんが、美しい夕陽が有名なザダル、そして首都ザグレブも本当に印象的でした。

前回記事で紹介したアクションカムで撮った動画のハイライト版を作成しましたので、ご覧下さい。

 


Trip to Croatia Highlight (2017 Summer)

激安アクションカム HAMSWAN F-60の映像、いかがでしょうか?フルHD動画なので、家の46型液晶TVでも充分鑑賞に堪えうる映像ではあります。7,000円でこれなら合格ですよね。
ただ、歩きながらの撮影の場合にはどうしても手振れの振動が大きいです。あと、妻からは色合いが実際とはかなり違うとダメ出しがありました。
ということで、次回の旅行に向けて、最強の手振れ補正機能を持つという、ソニーのアクションカムFDR-X3000をぜひ購入したいと、鋭意調整中です!

  

 

皆さんは米国HBO制作のドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」はご存じでしょうか?私たち夫婦は大好きで、第7シーズンまで、全て見ています。この中に出てくる七王国の首都キングズランディングのロケ地がドブロヴニクなんですね(「ゲーム・オブ・スローンズ」はHuluで見れますよー)。

 

ドブロヴニク周辺はダルマチア地方と呼ばれ、1516世紀にはラグーザ共和国として地中海貿易により大きく栄えた地域でした。実際に訪れたドブロヴニクやスプリットは、そうした中世の繁栄の面影を残し、タイムスリップしたような世界でした。

次に訪れた、夕陽の町ザダルも、意外と良かったです。あの映画界の巨匠アルフレッド・ヒッチコックが、休暇で宿泊したホテル・ザダルからの夕陽を見て、「世界で最も美しい」(It may be that the loveliest inscription of Zadar's exceptional sunset.)と絶賛したことから、そのわずか20分の日没ショーを見に、世界中から旅行者が集まっています。

そしてプリトヴィツェ湖群国立公園。ヨーロッパ有数の自然公園であるこの世界遺産にも、本当に癒されました。アップダウンの激しいプリトヴィツェ公園のハイキングコースを、タイヤ付きのベビーバギーで、赤ちゃん連れで散策されている旅行者の方も見かけ、すごいなと思いました。

全体として日本人旅行者の方にはそれほど出会いませんでしたが、今後さらに日本でも人気が高まっていくことは間違いないと思います。

◇ ドブロヴニクの夜景(向こうに見えるのはスルジ山)

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 ◇ スプリット ディオクレティアヌス宮殿の鐘楼(タワー)上からの眺め

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 ◇ 首都ザグレブ ドラツ青果市場(1926年から続くクロアチアで最も古い市場)

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泊まる

今回、クロアチア国内に7泊しました(詳細は、「その1」に掲載した「旅のしおり」の6ページを参照して下さい)。そのうち、ザダルとザグレブではアパートメントホテルを利用し、それがとても良かったです。

クロアチアにはSOBE(ソベ)と呼ばれるアパートメントホテルがたくさんあります。いわゆる民泊ですね。ランクはいろいろで、キッチンやバスルームがオーナーさんと共用というところもあるようですが、私たちが利用したところは完全に独立した1室でした。キッチンで自炊もできますし、洗濯機もあるので洗濯も可能です。

ベッドルームも二つあり、妻と娘はお父さんのうるさいいびきに悩まされず、ぐっすり眠れたようです。

これで11部屋¥12,000~¥15,000程度ですので、朝食は付きませんが、クロアチアではぜひアパートメントホテルの利用をお奨めします。Booking.comなどでも多数検索できると思います。

 

我が家が利用したアパートメントホテル

● ザダル:Apartment Petra

Central Bus Terminalから徒歩23分にあり、とても便利。

同じザダルに、似た名前の「Apartments Petra」というところがあるので、要注意。

とてもきれいで、設備も行き届いていて、今回の旅行ではNo.1!妻と娘も大絶賛でした。

普通のマンションの1室なので、自力でたどり着くのは困難。オーナーさんとEメールで連絡をとって、迎えに来てもらうなどが必要です。

建物のすぐ隣がスーパーKONZUMの大型店なので、食材を買ってきて自炊できます!キッチンには食器や基本的な調味料も揃っています。

 

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www.booking.com

  ザグレブTIF Apartments

ここもザグレブCentral Bus Terminalのすぐ隣にある。市内交通TRAMの乗り場も目の前。

設備は少し古いですが、最大9人まで泊まれるゆったりしたホテルです。

ノートが置いてあって、いろいろな国からきた宿泊客が書き込みをしていました。私も書き込みました。ここからたくさんの若者たちがクロアチアの旅に飛び出していったんでしょうね。

スーパーマーケットKONZUMクロアチアを中心にバルカン半島に展開するチェーン店で、大型店舗からキオスクのような小型店まで、さまざまあります。大型店ではお惣菜やワインなども多数売ってますし、チョコレートなどのお土産になるお菓子類なども豊富です。

私たちも、最終日には、ザグレブRadnicka(ラドニチカ)にあるSuper KONZUMという大型店で、お土産をたくさん買い込みました!

◇ ザダルのKONZUM

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食べる

クロアチアは食べ物も美味しいです。ドブロヴニクやスプリットなど、アドリア海沿岸のダルマチア地方は、やはりシーフードが美味しいし、首都ザグレブでは肉料理も楽しめます。

ワインも美味しい。ポピュラーな銘柄としては、白ワインだとPosip(ポシップ)とかGrasevina(グラシェヴィーナ)、赤ワインだとPlavac Mali(プラヴァッツ・マリ)といったものが有名です。同じ銘柄でも、Vrhunsko Vino(ヴルヒンスコ・ヴィノ:最高級)とかKvalitetno Vino(クヴァリテトゥノ・ヴィノ:高級)とか、いろいろランクがあるようですが、KONZUMではVrhunsko Vinoでも1,000円くらいのものも売っているので、気軽に楽しめます。もちろんレストランにも置いています。

私はキリッとした辛口の白ワインGrasevinaが、特に気に入りました。

お土産にGrasevinaPlavac Mali3本、厳重に衣類でくるんで持ち帰りましたが、美味しくてすぐ飲んじゃいました。もっと買ってくれば良かったなあ。

  

移動する

まず、往復のカタール航空。さすが「エアライン・オブ・ザ・イヤー2017」の第1位だけあって、サービスは申し分なかったです。が、機内温度がとても寒い便があり、注意が必要です。

2011年にUAEエミレーツ航空を使った際にも、とても寒い便がありました。「空調の故障かなあ」などと思っていたのですが、暑い中東の航空会社だけに、かなり機内温度を低く設定してるんですかね。

暑がりの私でさえ雨具兼用で持っていたウィンドブレーカのお世話になりましたので、カーディガンなど調節できるような衣類を用意されることをお奨めします。

クロアチア国内の長距離バスは、時間もとても正確で、便利です。チケットは基本的に現金購入ですので、ご注意下さい。

ドブロヴニクからスプリットに移動する際、ドブロヴニクはクロアチアの飛び地になっていて、途中ボスニア・ヘルツェゴビナ領を通過します。国境通過に当たっては、ちゃんと係官がバス内に乗り込んできて、一人ひとりパスポートをチェックしてスタンプを押します。なので、パスポートはスーツケースに入れず、手荷物にしておく必要があります(と言うか、そもそもパスポートをスーツケースに入れちゃダメですけどね)。

バスで国境を通過するって、島国の日本人にはなかなかない体験ですよね。

この国境通過にはかなり時間がかかり、渋滞することもあるので、注意が必要です。私たちもスプリットのバス・ターミナルまでホテルの方に迎えに来てもらうことになっていましたが、かなり遅れたので、ホテルからEメールで問い合わせが入っていました。

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最後に

いかがだったでしょうか?

私たちがクロアチア7日間で体験した素晴らしさは、とても書き尽くせるものではありませんが、この記事を参考にいろいろ調べていただければと思います。

次回の記事では、今回の旅での反省点というか、次の旅行に向けて気を付けようと思った点を書きたいと思います。

 

それでは、また!

 

2017年クロアチア旅行(その2)事前準備編つづき

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こんにちは、コウです。

前回に引き続き、旅行出発までにやった事前準備などを中心に書きたいと思います。

 ◆ 前回の記事

ko-abroad.hatenablog.jp

 

最近はヨーロッパの人気観光地で、車で人ごみに突っ込むなどの、いわゆる「ソフトターゲット」(比較的攻撃がたやすい標的)を狙ったテロが起こったりして、海外旅行に行くことを敬遠する方もいるかもしれません。

私の経験では、日本で大騒ぎしているのと現地とではかなりの温度差があり、必要以上の取り越し苦労は不要だと思っていますが、もちろん一定の安全対策は不可欠です。

外務省が提供している「たびレジ」(海外安全情報配信サービス)に登録し、渡航先の情報は必ず収集しておきましょう。

たびレジ(外務省)

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

ちなみにクロアチアについても、90年代のクロアチア紛争のなごりで、セルビアとの国境付近には地雷が残っている地域があるらしく、危険度「レベル1」(充分注意して下さい)が設定されていますが、主要観光都市をめぐるのには何ら問題ありません。

 

雑誌「ニューズウィーク日本版」の最近の記事では、「歩きスマホはダメ!専門家に聞く海外旅行の安全対策」と題して、幾つかのポイントが記載されていました。

    1. リスクの下調べをする

    2. 旅行会社を値段で選ばない

    3. いいホテルの中層階を選ぶ

    4. カードの旅行保険では不十分

    5. 持病の薬を多めに持って行く

    6. 歩きスマホをしない

    7. イヤホンをしない

    8. 伏せる、逃げる、隠れる

 ニューズウィーク日本版

www.newsweekjapan.jp

詳しくは誌面に譲りますが、気を付けておくべきところですね。4なんかは、私もクレジットカード付帯の保険でいいやと思っていたので、どうしようかな…。

3は、ゴルゴ13にそんな話がありましたね。(笑)

携帯やスマホが無かった昔、私が中東などを旅する際には、短波ラジオを持っていって、NHKの海外向け日本語放送でニュースなどを聞いていました。

 

NHKラジオ国際放送

www3.nhk.or.jp

いまはほとんど使っていませんが、まだ短波ラジオは持っています。Wi-Fiの電波が無くても聞ける、危機の際の情報収集手段としては、いまも有効かもしれません。

 

ところで前回の記事で、我が家の「旅のしおり」モバイル版について書きましたが、スマホの電池が無くなると読めなくなる、という欠点がありました。

そこで万一のために、紙の手帳でも同じ内容を持っていっておくと便利です。

システム手帳でも良いと思いますし、私のお奨めは文具のLIHIT(株式会社リヒトラブ)が販売している「ツイストノート」というシリーズのメモ帳(AQUA DROPs)です。ルーズリーフのようにリフィルが差し替えできるので、PowerPointで作った「旅のしおり」をリフィルサイズに印刷して、穴を開ければ(専用の穴あけパンチがあります)、手軽に持っていけます。安価なのも魅力。

 LIHIT LAB AQUA DROPs ツイストノート(メモサイズ)

こんな感じです。

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紙の手帳だと、現地でちょっとしたことをササッとペンでメモできる点もいいですよね。リフィルサイズに切ったり、穴を開けたりする手間はありますが。

私は仕事でも、このツイストノートシリーズのB5版ノートを使っていて、とても重宝しています。

 

さて、旅の思い出を画像や映像に残す手段も重要です。

今回、いわゆる「アクションカム」を使って、旅の道程をリアルに残したいと思いました。

「アクションカム」と言えば「GoPro」が有名ですが、結構高価ですよね。普段から特にスポーツやサイクリングをするという訳でもなく、年1回の旅行のためにそこまで費用をかけるのかと悩んだあげく、今回の旅行では廉価な中国製アクションカムを使ってみることにしました。

「中華GoPro」などと言われたりしていますが、これもものすごく種類があります。人気商品なんですね。

数多くの商品から選んだのは「HAMSWAN F60」という製品。7,000円くらいで購入しました。

 ◆ HAMSWAN F60

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激安ながらフルHD動画が撮れる優れものです。

これに、別売で360°グリップマウントと呼ばれるもの(たぶん300400円ぐらいだった)を購入し、バッグの胸の部分に装着して、歩きながらずっと撮影しました(チェーンは脱落防止用)。

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バッテリーは2個付いているので、消耗したら交換することでかなり長時間撮影できます。記憶媒体MicroSDカード(32GB)ですが、1日撮影したら、別に持っていったPCのハードディスクにファイルを移動し、次の日の撮影に臨むというやり方にしました。

さて結果としてどうだったか・・・、それは次回のブログで報告します。まあ一言で言えば、この値段にしては充分だったと言えると思います。

 

ところで、家族人数分のスマホやアクションカム、PCやタブレット、あと海外用のWi-Fiルータなど、旅行先では夜中に充電しておくものが多くなりますね。でもホテルの電源コンセントは限られています。そんなときの必需品が、海外対応用のテーブルタップです。

クロアチアのコンセント形状はC型(220V50Hz)ですが、C型のプラグでこのテーブルタップをつなげば、スマホやアクションカムのバッテリーなど、何台も一度に充電可能です。USB端子が付いているものもあります。

海外対応用マルチ変換プラグの例

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上記は一例で、いろいろな種類があります。

ただし、ほとんどのテーブルタップには変圧機能はありませんので、これにつなぐ各充電器は220Vに対応している必要があります。スマホなどは、いまはほとんどグローバル対応なので、問題ありません。

意外に対応していないのがヘアドライヤー。海外で使用可能な220V対応製品はかなり種類が限られるようです。取り寄せが必要な場合もありますので、必要な方はお早めにお店に行かれるようお奨めします。

 

そうこうしているうちに準備も進み、旅行の日が近づいてきました。ワクワクしますよね。

次回のブログでは、実際に行ってみた結果を書きたいと思います。クロアチアの観光スポットの詳細などについては、様々なサイトで紹介されていると思いますので、そちらに譲るとして、私自身の主観で気付いたことなどを書くようにしたいと思います。

 

ではまた。

 

2017年クロアチア旅行(その1)事前準備編

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こんにちは、コウです。
2017年の夏に約1週間、家族でクロアチアを旅行してきました。
クロアチアは最近とても人気が出ていて、日本人の旅行者も増えているそうです。
実際に行ってみて、見どころは多いし、家族だけでも旅行もしやすく、また食事やワインも美味しいと、本当に素晴らしいところでした。
まず今回は、旅行前の準備や下調べした内容などについて書きたいと思います。

 

旅行先にクロアチアを選んだきっかけは、自宅に送られてきた旅行会社のツアーパンフレットを見て、興味を持ったことです。そのツアー自体は定員に達してしまい申し込めなかったのですが、ネット情報によれば個人旅行でも全く問題ないとのことでしたので、それなら家族だけで行ってみようと決めました。

◆ とても参考になったトラベル旅行記.comさんのブログ

travel-ryokouki.com

クロアチアと言えば、旧ユーゴスラビア。90年代のボスニア紛争コソボ紛争のことを覚えている人にとっては、「危ないのでは?」と思われる方もいるかもしれません。
でも既に紛争終結から20年が経過し、少なくともクロアチアについては、恵まれた観光資源を活かし、世界中から多くの観光客が訪れる人気の国になっているのです。

ユーゴスラビアの歴史の概要についてのまとめ記事
matome.naver.jp

今回の我が家の旅行ルートは、上記トラベル旅行記.comさんを参考に、首都ザグレブ到着後すぐにドブロヴニクに飛び、そこからバスでザグレブに戻ってくるルートを取りました。
ただ途中、ザダルという町に1泊したところが、トラベル旅行記.comさんとの違いです。

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フライトとホテルの予約は、幾つかの旅行予約サイトを比較した結果、DeNAトラベルさんで予約しました。4月下旬のことです。旅行日は7月30日(日)~8月7日(月)までの9日間にしました。
私もこれまでかなりの長時間労働サラリーマンでしたが、この年辺りからの「働き方改革」のおかげで少し緩和されてきたため、1週間+2日間の休みを取ることにしました。
本当は夏のトップシーズンでなく、5~6月とか、9~10月とかの時期に休みが取れれば、もっと安く行けるんですけどね。
夏休みのトップシーズンに旅行するなら、4月下旬という予約時期は遅かったと思います。

 ◆ DeNAトラベル

今回、フライトはカタール航空を利用しましたが、カタール航空では不定期にバーゲンセールをやっていて、ヨーロッパ各地に5万円台からといった格安チケットもあるようです。こういうのをうまく使えると良いのですが、いつも間際になるので、フライトとホテルをまとめて面倒見てくれる予約サイトさんにお世話になることになります。
中東の航空会社は、2011年にエミレーツ航空を使ったのに続いて2度目。2017年の世界のベストエアライン「エアライン・オブ・ザ・イヤー2017」では、カタール航空が第1位に選ばれたそうで、サービス的には良かったです(ちなみにエミレーツは同4位、ANAが3位、JALは16位)。

◆(参考)トラベルボイス

   格付け会社の航空会社ランキング2017、世界1位はカタール航空

www.travelvoice.jp

ちょうどこの時期、イランをめぐる問題で、サウジアラビアなどのペルシャ湾岸諸国がカタールと断交といったニュースが流れ、「飛ばなかったらどうしよう」と、ちょっと心配しましたが、結果的には何の問題もありませんでした。

首都ザグレブ到着後にドブロヴニクに飛ぶクロアチア国内便は、これもいろいろ比較の結果、DeNAトラベルとは別に、株式会社アドベンチャーが運営するSkyTicketというサイトで、クロアチア航空便を予約しました。ザグレブに7月30日の12:15に到着後、14:55発のフライトなので2時間40分の乗り継ぎ。クロアチア航空のカスタマサービスとEメールでやり取りしたところ、いったん入国し、荷物もピックアップして再度預けたりすることから、乗り継ぎには最低2時間半は見て欲しいとのことだったので、このフライトになりました。今回はオンタイムだったので、結果的にはだいぶ時間は余りましたが、ディレイすることもあるので、スケジュールは余裕をもっておいたほうが良いと思います。

 ◆ SkyTicket(株式会社アドベンチャー

ところで我が家では、こうして事前に調べた内容をモバイル版「旅のしおり」で家族と共有しました。いろいろな旅程が決まってきたところで、妻から「『旅のしおり』作ってよ」と言われ、それなら各自のスマホで共有すれば便利だと思いついたのがきっかけです。昔、修学旅行などで作っていた、「あれ」ですね!

◆ 我が家のクロアチア旅行「旅のしおり」(抜粋)

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作り方は簡単です。PowerPointなどのプレゼンテーションソフトをスマホの画面サイズに合わせ(今回の場合は幅8.6cm、高さ14.0cm)、「しおり」を作成します。これをPDFに変換して保存します。会社で日頃からプレゼン資料などを作成しているスキルが活かせました!
我が家は、私がAndroidスマホ、妻と娘がiPhoneですが、PDFならば共通に読めるので問題ありません。
できたPDFファイルを家族のグループLINEにアップすれば、共有できます。各自がスマホ端末にダウンロードし、iPhoneなら「iBooks」などに登録しておけば、オフラインでも読むことができます。
フライトスケジュールやホテル・レストランの予約状況など、一人で全部管理し、みんなをアテンドするのは大変です。こうした「しおり」を作って全員で共有しておけば、各自が意識して行動できるので、便利ではないでしょうか?

あと、この「しおり」には家族のパスポート番号などの控えも記載しています。機内での入国カードの記載(実際には、クロアチアでは入国カード記載不要でしたが)など、パスポート番号が必要なときがあります。その際にいちいちパスポートを引っ張り出して書くのは不用心ですよね。ただし、スマホの電源が切れないことが前提です。

旅行って、こうして準備している時間も楽しいですよね!
ちなみにガイドブックは、「地球の歩き方」(ダイヤモンド社)と「ことりっぷ」(昭文社)の2冊を買いました。「ことりっぷ」はショッピングやカフェなどの情報が充実していて、妻と娘は重宝していたようです。

「ことりっぷ」(昭文社

次回は引き続き持ち物などの準備についても書いていきたいと思います。
ではまた。

 

はじめまして

はじめまして、コウです。
今回、初めてブログを立ち上げました。
なにぶん、全くの初心者ですので、右も左も分かりませんが、ボチボチ勉強していきたいと思います。
二十代の頃から、海外旅行をするのが好きで、いろいろなところに一人旅してきました。これまで約20ヶ国を訪れています。
五十歳を過ぎて、今は家族と一緒に旅行することも多くなりましたので、そういったこれまで行った国、そしてこれから行きたい国のことを書いていきたいと思います。
ちなみにこれまで訪れた国を地域別および時系列に並べると、こうなります。仕事で行ったのは米国とミャンマーのみで、後は全てプライベートでの旅行です。

〔アジア〕

  ・香港、マカオ1989

  ・韓国  (1990912010

  ・タイ   (1993

  ・台湾  (1994

  ・ミャンマー2017

〔北米〕

  ・米国、ハワイ(199320082014

  ・カナダ  (2001

〔欧州〕

  ・旧ソ連 (1992

  ・トルコ  (1993

  ・キプロス (199596

  ・オランダ (1995

  ・イタリア (1996

  ・スイス、フランス(1996

  ・英国   (2011

  ・クロアチア2017

〔中近東〕

  ・エジプト (1987

  ・ヨルダン (1992

  ・イスラエル1993

 

大学を卒業する際、人生初の海外旅行でエジプトに行ってしまったせいか、中東の異文化の魅力にハマッてしまい、二十代の頃はヨルダンやイスラエルキプロスといった国々に一人旅をしていました。もう二十年以上も前のことなので、いずれそんな昔話についても書き起こしてみたいと思います。

◆ エジプト サッカラの階段状ピラミッド(1987年)

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◆ ヨルダン ペトラのエル・カズネ(1992年)

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※ 映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」のロケ地として有名です。

  当時のカメラでは全容を写せず、3枚の写真を貼り合わせています。

 

最近はインターネットの発達によって、ほとんどのことが旅行前にネットで調べられるようになりました。便利な時代になったものです。二十代に一人旅していた頃は、ガイドブックなどの限られた情報だけを頼りに、後は出たとこ勝負でした。今から思えば無謀なことをしていましたね。

昨年家族でクロアチアを旅行しましたが、事前にかなりいろいろ調べていきました。実際に行ってみて、うまく行ったところもあれば、失敗もありました。

そんな事前の調査で気が付いたことや、現実との違いなどについても書いていきたいと思います。

これから海外旅行に行く方や、一人旅を計画されている方に、何か参考にしていただけるブログになると良いのですが。

 

今後ともよろしくお願い致します。

 

 

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