のんびり、海外自由旅行のすすめ

海外旅行はパッケージツアーではなく、のんびり気ままな自由旅行で!これまで旅して感じた海外旅行の楽しさやちょっとしたノウハウをお伝えしていきます。

海外での電話のかけ方(パターン別) in アイルランド

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こんにちは、コウです。 

昨年(2019年)の夏に家族でアイルランドを旅行した際のことを紹介するブログの第17回。 

今はスマートフォンスマホ)のネットアクセスやメールで大抵のことができるので、海外で電話をかけることはほとんどないと思われますが、いざというときのために、海外で自分のスマホから電話をかける方法について、アイルランドを例にまとめておきたいと思います。 

◇前回ブログ

ko-abroad.hatenablog.jp

◇目次

出発前の確認 

ここでは自分の持っているスマホからかけることを前提とし、私が使っているauKDDI)のAndroidスマホを例に説明します。使用方法や料金は携帯電話キャリアNTTドコモauなど)や機種により異なる場合がありますので、個別に確認いただけるようお願いします。 

日本で契約した携帯電話やスマホを海外で利用する仕組みのことを「海外ローミングと言います。これは日本の携帯電話キャリアが海外の電話会社と協定を結び、国をまたいで通信サービスを提供する仕組みです。 

自分のスマホで「海外ローミング」が使用できるようになっているか、あらかじめ出発前に確認しておきましょう。例えばauの場合は、音声通話やSMS(ショートメッセージ)のみであれば、特に何も設定不要で、自動的に「海外ローミング」可能な状態になります(データ通信を使う場合は設定必要→後述)。

海外で、電話をかける必要がないときは 

「海外ローミング」で通信すると、料金が高いです。使うつもりがなくても、何らかのセルラー通信(携帯電話の通信)が発生し、後で思わぬ高額な通信料金を請求される場合があります 

私は、家族で海外旅行する際は、海外用WiFiルータを持っていき、普段ネットを調べたり、LINEでやり取りする分にはWiFiしか使わないため、通常時は念のため機内モードONにし、かつWiFiをONにしています。これでセルラー通信は発生しなくなり、不要な料金の発生を防止できます。 

海外で同行者に電話する場合 

WiFiの無いところで、どうしても同行者に電話しなければならなくなった場合は、まず機内モードを解除して、海外ローミングによる音声電話が可能な状態にし、次のようにダイヤルします。 

+81-80-XXXX-XXXX 

「+」は国際アクセスコードといって、その国で国際電話をかける際の番号です。私のAndroidスマホの場合は、「0」を長押しすると「+」が表示され、国際アクセスコードが自動的に付加されるようになっています。ちなみにアイルランドの国際アクセスコードは「00」なので(日本は「010」)、「00」とダイヤルしても良いです。 

「81」は日本の国番号です。この場合は、同行者が海外にいても日本宛てに電話をかけていることになります。 

「80-XXXX-XXXX」は電話をかける相手(同行者)の携帯電話番号の、先頭の「0」を取ったものとなります(最初が090なら、「90-」となる)。 

この場合は日本宛てに国際電話をかけるのと同じなため、発信者側には1分当たり280円、また着信者側にも1分当たり110円という料金がかかります。 

海外で同行者にLINE電話する場合 

同行者に電話しようとしても、相手が機内モードになっているとかかりません。ただし相手がWiFiルータを持っていたり、ホテルなどにいる場合は、LINE電話などで通話が可能かもしれません。 

auの場合は、「データチャージ」というオプションサービス(無料)に加入していれば、「世界データ定額」というサービスで1日当たり980円でデータ通信が利用可能です。 

近くにWiFi環境が無くとも、セルラー通信により、日本の料金プランのデータ容量から消費する形で、ネットアクセスが可能になります。 

世界150ヶ国以上(もちろんアイルランドも)で利用でき、事前申し込み不要。設定→モバイルネットワーク→ローミング設定→データローミングONにすれば利用可能です。日本国内と同様に、LINEなどのアプリを立ち上げて通話することができます。もちろん通話料金はかかりません。 

「世界データ定額」アプリも提供されていますので、出発前にインストールして事前確認しておくことをお勧めします。 

NTTドコモでも「海外パケ・ホーダイ」、ソフトバンクでも「海外パケットし放題」など、同様のサービスが提供されているようです。 

アイルランド国内の宛先に電話する場合 

滞在先ホテルや航空会社などに電話をしなければならない場合もあるかもしれません。 

機内モードを解除し、次のようにダイヤルします。 

+353-X-XXXX-XXXX 

「+」は上で説明した国際アクセスコードです。 

「353」はアイルランドの国番号です。イギリス領北アイルランドの場合は、国番号「44」となります。 

「X-XXXX-XXXX」はアイルランド国内の宛先電話番号です。先頭の「X」は市外局番で、例えば首都ダブリンなら「1」です。 

この場合は、発信者側にのみ1分当たり80円という料金がかかります。 

日本国内のサービスセンター等に電話する場合 

クレジットカードの盗難や紛失があった場合には、すぐにカード停止の連絡をしなければなりません。カード番号、および緊急時連絡先は必ず事前に控えておきましょう。私の場合はデジタル版「旅のしおり」に記載して、家族で共有しています。 

ko-abroad.hatenablog.jp

例えば楽天プレミアムカードの場合は、緊急時連絡先としてフリーダイヤル(0120)と通常の固定電話番号(092-XXXX-XXXXなので福岡の番号)が用意されています。 

ただし、海外ではスマホから0120フリーダイヤルはかけられません。海外渡航先からは固定電話番号宛てにコレクトコール(料金着信側払い)でかけるよう案内されています(24時間×365日対応)。 

KDDIのジャパンダイレクトにかけると日本のオペレータが出るので、日本の国内電話番号を言ってコレクトコールでつないでもらいます。ジャパンダイレクト番号は次のとおりです。 

アイルランド共和国:1800-55-0081 

イギリス領北アイルランド:0808-5890081 

機内モードを解除し、いずれも国際アクセスコードは不要で、上記のとおりそのままダイヤルします。 ドコモやソフトバンクの携帯電話からもかけられます 

携帯電話からの場合、アイルランドの国内通話料(1分80円)が課金されるそうです。

ただし場合によっては携帯電話から利用できない場合もあるようです。ジャパンダイレクトはホテルや公衆電話などからも利用できるので、うまくいかない場合は他の電話から試してみましょう(固定電話からの場合は、国内通話料はかからないらしい) 

万一、ジャパンダイレクトがどうしても使えない場合は、料金がかかることを覚悟して、普通に発信者払いで国際電話をかけるという手もあります。この場合のダイヤル方法は次のとおりです。 

+81-92-XXXX-XXXX 

「+」は国際アクセスコード、「81」は日本の国番号、「92-XXXX-XXXX」は日本の固定電話番号から市外局番の先頭の「0」を取ったものです。 

この場合は、1分間280円の国際電話料金がかかります。 

緊急通報(警察、救急など)する場合 

こういうことは起こって欲しくないですが、旅行先で警察や救急を呼ぶ必要がある場合も考えられます。 

アイルランド共和国内の緊急電話番号は、112または999です(警察、救急、消防共通)。 

イギリス領北アイルランドでは、999です(同上)。 

機内モードを解除して緊急通報電話をする場合は、国際アクセスコードとか国番号は不要で、ダイレクトに112とか999とかダイヤルすればかかるそうです。試したことはありませんが、auKDDI)のサポートデスクに確認済みです。 

料金は原則無料ですが、auのサポートデスクによると海外側の電話会社の課金システム上の扱いにより、料金が発生する場合があるとのことです。 

かかった後は、もちろん英語での説明が必要になります。事件なのかケガなのか、火事なのか、場所はどこか、どんな状態なのかなどを落ち着いて説明しましょう。 

 

いかがでしたでしょうか? 

いざというときのために、海外ローミングの可否や渡航先の国番号、緊急通報電話番号、カード会社や保険会社の緊急連絡先などは、必ず出発前に確認しておくことをお勧めします。 

 

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