首都コペンハーゲンのお薦め観光スポット8ヶ所(後編)
こんにちは、コウです。
デンマーク到着の翌日に、1日コペンハーゲン市内を観光し、とても品のある街であることに感銘しました。
でもまだまだコペンハーゲン市内には見どころが一杯。
今回は、その他の日に訪れた観光スポット3ヶ所と、そしてチボリ公園の素晴らしい夜景についてご紹介したいと思います。
◇ 前回ブログ
◇ 目次
今回紹介する観光スポット
今回ご紹介するコペンハーゲン市内の観光スポットは、下の地図の赤いアイコンのとおりです。
青いアイコンは前回のブログで紹介したところです。
前回のブログでは、コペンハーゲン到着の翌日に1日でまわった、コンゲンスニュートー広場(Kongens Nytorv)より南西側のエリアをご紹介しました。
今回は主にコンゲンスニュートー広場より北東側の見どころをご紹介します。
現王室の居城、アメリンエボー宮殿
前回ブログでご紹介したクリスチャンスボー宮殿が18世紀末に火災に見舞われたため、それに代わる王宮となったのがアメリエンボー宮殿(Amalienborg Palece)。14日(火)の午後、コペンハーゲン近郊のロスキレという町を訪問したに後に訪れました(ロスキレについては別の機会にご紹介します)。
例によって、13日(月)~15日(水)まで3日間(72時間)有効のコペンハーゲンカードを買ってありますので、バス代や観光地入場料なども全て無料になります。
ロスキレからコペンハーゲン中央駅まで戻ってきた後、1Aのバスでコンゲンスニュートー広場まで。1Aのバス乗り場は、駅前のバス停から少し(200mくらい)離れています。
15分くらいでコンゲンスニュートー広場のバス停に到着。
コンゲンスニュートーは「王様の新しい広場」の意味だそうですが、あいにく工事中のため、あまり美しくありませんでした。
ここから徒歩15分くらいでアメリエンボー宮殿に到着します。
◇ アメリエンボー宮殿の北西側正面に立つフレデリクス教会。19世紀末に創建。ここも周辺が工事中で、通り抜けできなくなっていました。
◇ 宮殿の広場。絵のような美しさでした。
宝物展示室を見学しました。ここもコペンハーゲンカードで無料で入場できます。
19世紀~20世紀にかけてのデンマーク王室の居室や宝物などが展示されており、素晴らしいのですが、クリスチャンスボー宮殿に比べるとちょっと地味な感じがしました。
ガイドブックによると、毎日正午に広場で「華麗な」衛兵の交代式が見られるとか。私たちが訪れたのは午後3時頃だったため、広場にはこれまた地味な衛兵が2名いるだけでした。
同じ女王様を擁する国として、2011年に訪れた英国とどうしても比較してしまいますが、やはり英国に比べると質素というか、華やかさには欠ける感じがします。
ですが、そのコストが国民の暮らしに向けられ、それが幸福度ランキング世界第3位(英国は19位)につながっているとしたら、とても良いことですよね。
◇ 国連が発表した世界幸福度ランキング2018について
ちなみに同ランキングで、日本は54位でした。このランキングは、「所得」「健康と寿命」「社会支援」「自由」「信頼」「寛容さ」などの観点で評価しているそうですが、「所得」「健康と寿命」はともかくとして、「社会支援」「自由」「信頼」「寛容さ」などの点では、たしかに今回の旅行で、国としての豊かさというか、懐の深さのようなものを感じた気がします。
デザイン博物館デンマークを鑑賞
さて、アメリエンボー宮殿に続いて、すぐその近くにあるデザイン博物館デンマーク(Designmuseum Danmark)を訪れました。
今回の旅行の目的地にデンマークを選んだ理由が、昨年の暮れに新宿の損保ジャパン日本興亜美術館で開催されていた「デンマークデザイン展」を妻と鑑賞したこと。その意味でも、デザイン大国デンマークの魅力を集めたこの博物館は、ぜひ訪れたいと思っていました。
◇ 旅行先をデンマークに決めた理由(過去ブログ)
館内が盛況なため入場制限しており、少し並んで待ちました。
ここもコペンハーゲンカードで無料で入場可能です。
◇ ユニークなデザインの作品が無数に展示されている館内
◇ 懐かしい初代iMacもデンマークデザインによる作品だったんですね!
ちなみに今年2018年は、初代iMac発売からちょうど20周年だそうです。白か黒の直方体型が大多数(今もそうですが)のデスクトップPCにおいて、この初代iMacの登場は鮮烈でした。
展示物の中でも特に圧巻だったのが、椅子のコーナー。デンマークデザインの中でも、特に椅子は有名ですが、その名品100点以上を集めたコーナーは素晴らしかったです。
各展示物には、このように引き出し式の解説が備えられており、これがまたおしゃれです。
時間があれば、何時間でも見ていたい、そんな博物館でした。
カラフルなニューハウンの景観
さて、コペンハーゲン観光のパンフレットやガイドブックの表紙に必ず使われるのが、運河沿いのカラフルなニューハウン(Nyhavn)の景観。コペンハーゲンを象徴する観光スポットです。
ちなみに「Ny」は英語の「New」、新しいの意味。「Havn」は港。すなわち「Nyhavn」は新しい港の意味ですね。ちなみにのちなみにですが、空港は「Lufthavn」(ルフトハウン)と言うようです。
ニューハウンには帰国の前日、8月17日(金)の午後に、買い物をしながら訪れました。
ニューハウンはかつて、航海を終えた船乗りたちが羽を伸ばす居酒屋街だったとか。いまはおしゃれなカフェやレストランが立ち並ぶ観光スポットとして、とても賑わっています。
この日も小雨交じりのお天気でしたが、多くの観光客で大賑わいでした。
私たちも近くの土産物屋さんで小物などを買ったりしながら、美しい景観を楽しみました。
チボリ公園の夜景を堪能
チボリ公園については前回ブログでもご紹介したとおり、8月13日(月)に訪れましたが、せっかく入り放題のコペンハーゲンカードを持っているのにもったいない、そして美しいと評判の夜景をぜひ見たいと思い、15日(水)の夜、フレデリクスボー城やクロンボー城の観光から帰ってきた後、再び入園しました。
噂に違わぬ美しさでした。そして日が暮れても、多くのお客さんで賑わっていました。
こういう憩いの場所が首都のど真ん中にあって、夜中まで楽しめるスポットになっていることも、「豊かさ」や「自由」を謳歌するデンマークを象徴している気がしました。
あくせく暮らしている日本人から見て、うらやましいですね。
最後に
いかがでしたでしょうか?
コペンハーゲン市内には他にもローゼンボー離宮や国立博物館など、たくさんの見どころがありますが、1週間の旅行では、市内としてはこれだけ巡るのが精一杯でした。でもこれだけでも、コペンハーゲンという街の品の良さ、豊かさのようなものは充分に味わえたと思います。
この後、私たちが観光したコペンハーゲン近郊都市の素晴らしさも順次ご紹介していきたいと思います。
次回は現地を旅行してみて分かった、交通事情やいろいろな手続き関係について、ご紹介したいと思います。
ではまた!