平和な街に感慨、北アイルランドの中心都市ベルファスト
こんにちは、コウです。
昨年(2019年)の夏に家族でアイルランドを旅行した際のことを紹介するブログの第44回。
バスツアーを利用したイギリス領北アイルランド観光で、ジャイアンツ・コーズウェイとキャリック・ア・リード吊り橋を見学したことを紹介してきました。今回はその後に訪れた、北アイルランドの中心都市ベルファストについて紹介したいと思います。
◇前回ブログ
もともと小さな漁村だったベルファストは、19世紀、イギリス・ヴィクトリア女王の時代に造船業によって大きく発展しました。映画で有名なタイタニック号もベルファストで造られたものです。
以前のブログでも書いたように、北アイルランド紛争の時代はテロが頻発する恐ろしい街でしたが、2000年以降は落ち着きを取り戻し、多くの観光客が訪れる人気の都市となっています。
英語が堪能なら、ブラックキャブ・ツアー(黒いタクシーで、運転手さんが有名スポットを巡ってくれる人気のツアー)に参加してベルファストの政治的歴史を知るのも良いと思うのですが、英語に自信がないので、自力で散策することにしました。
ツアーバスはシティホール(市庁舎)の脇に停車しますので、まずシティホールを見学しました。
正面の像は、イギリスのヴィクトリア女王です。
シティホールは1906年の建造。印象的な中央のドームは、高さ53mあるそうです。
見学は無料です。
シティホールを出て、周辺をブラブラと散歩してまわりました。
円形の窓とカラフルな外壁が印象的なグランド・オペラ・ハウス。今でもオペラやミュージカルなどが上演されていますが、北アイルランド紛争中も、爆弾テロなどによる被害を受けながらも上演を続けていたそうです。
ベルファストは、ダブリンとはまた違った、伝統の重みを感じさせるような建物が多い気がします。
カフェで軽食を頼んで、少し休憩しました。
こうして北アイランドの主要な観光スポットを効率的にまわり、夜にダブリンに戻ってきました。
いかがでしたでしょうか。
小さなアイルランド島の中で、国が2つに分かれているのは、日本人からすると不思議な感覚ですが、アイルランドとはまた少し違った雰囲気が感じられ、貴重な体験でした。何より、昔は北アイルランド紛争でたびたびニュースで報道されていた街が、今はこんなに平和になり、そこを訪問できたことが感慨深かったです。
次回はまたアイルランド共和国側に戻り、アイルランド内の郊外を訪れる旅を紹介していきたいと思います。